仮想cafe & bar じゃばーべ

中国茶、ウイスキー、カレーに関するブログを書き綴っていきます

小庵、プーアル茶のふるさと雲南省に降り立つ!

こんにちは、小庵です!

 

仕事で雲南省に行ってきました

2012年以来6年ぶりです

 

雲南省はご存知、プーアル茶の産地です

省都昆明(Kunming)、世界遺産や、ハーブの産地としても有名です(正直、小庵はしりませんでした、、)

雲南省、ミャンマーやベトナムの国境に面している

雲南省ミャンマーベトナムの国境に面している

 

小庵が訪れたのは、雲南省第二の都市、曲靖(Qujing)です

第二の都市と言っても、渋滞は無く、現地の人たちは穏やかで、ストレス無く仕事ができました

 

 

出発の日

朝4時起床

5時に家を出ました

お昼頃、上海浦東空港に到着

国内線に乗り換え、夕方6時頃、昆明空港に到着

車で曲靖まで2時間ほど、途中で食事をしたのでホテルにチェックインしたのが夜10時

長旅でした

 

 

気候

現地の人曰わく、常春、とのことで年間を通して気温は安定しているようです

なので季節は雨期と乾期のみ(雨期は5月から9月)

東京も寒くなってきた11月でも、穏やかな陽気でした

 

 

食事

昆明や、曲靖での食事は、かなり独特でした

中国の食文化は奥深いことを改めて思い知らされました

虫系 竹虫(という竹を食べる虫)、バッタ(イナゴ?)

見た目さえ我慢できれば、味は悪くないです

雲南省での食事、赤い部分は唐辛子、白い部分が竹虫

雲南省での食事、赤い部分は唐辛子、白い部分が竹虫


カモや羊のフルコース

カモ 頭部の丸焼き、首部の炒めもの、足の軟骨部の唐揚げ風、内臓のスープ

羊 各部位の火鍋(脳みそや男性噐まで入ってました)

これらもしっかり食べました、どちらかというと珍味です

また、ハーブの産地としても有名で、日本では風邪薬として有名な葛根湯の原材料の葛根がこの時期(11月)がシーズンとのこと、刺身のように生のスライスで提供され、わさび醤油で食べました

葛根はおいしくはないのですが、季節ものだし、体にも良さそうなので、三枚も食べました

葛根の刺身、手前の白いスライスが葛根

葛根の刺身、手前の白いスライスが葛根

民族音楽、食事中こんな演出もあり

民族音楽、食事中こんな演出もあり

 

観光

最終日、思いのほか仕事が早く終わり、少し観光しましょう、と車を出してくれました
6年前の前回は「石林(shilin)」というところに連れていってもらいましたが今回は「九郷」という鍾乳洞でした

最初は渓谷沿いを歩きます、長い年月で削られた渓谷のようで数十mの深さです

川沿いの岩場には穴が開いていて、説明によると渓流の渦で削られた、とのこと

九郷、渓流の渦で削られた穴

九郷、渓流の渦で削られた穴

 

その渓流は洞窟の中に入っていきます

渓流が、渓谷や洞窟をつくったようです

しばらく行くと大きなホールに出ます

天井には大きな穴が開いていて、説明によると渓流ではなく、風の渦でできた穴、とのこと(風穴ということ?)

九郷、風の穴でできた巨大な穴

九郷、風の穴でできた巨大な穴

 

続いて鍾乳洞に入っていきます

この中には10-20mほどの滝があり、ジャッキーチェンの映画撮影で使われたようです(ジャッキーが滝つぼを泳ぐ映像がありました)

九郷、ジャッキーチェンが泳いだ滝つぼ

九郷、ジャッキーチェンが泳いだ滝つぼ

 

この洞窟は、大昔、二つの山が崩れ双方に倒れ掛かってできた隙間、とのことで、そのつなぎ目がはっきりと残っていました

九郷、洞窟のつなぎ目、これが延々と続きます

九郷、洞窟のつなぎ目、これが延々と続きます

 

鍾乳石は無数にあり、天井とつながったものや、あと少しでつながる、というものもあり、歩いていると、ときどき頭に石灰水が落ちてきます

九郷、鍾乳石 演出の光はちょっとやりすぎ

九郷、鍾乳石 演出の光はちょっとやりすぎ

 

まだまだ成長しているようです

ようやく外にでるとリフトで出発点にもどり完了、写真を撮りながらもサクサクあるいたのですが、2時間ほどかかりました

スケールの大きさに感動、感動、感動でした

 

プーアル茶

 さて、観光に満足してそのまま帰国、とはいきません

やはりプーアル茶を探したい!

とはいえ観光から戻ると夜9時を過ぎていて、買い物には遅いかな、という状況でした

が、ホテルにプーアル茶専門の販売店を見つけ、幸いまだ閉店していなかったので、入ってみました

お店には餅タイプのプーアル茶がいろいろ置いてありました

芸術作品のように、プーアル茶を展示

芸術作品のように、プーアル茶を展示

 

ほとんどが生茶で、一部熟茶もありました

値段を見てびっくり

1つ3,000元(日本円で51,000円ほど)、4,000元(日本円で68,000円ほど)と、、、購入は無理か、、、

プーアル茶の値段は、主に熟成年数で決まるので、それなりの年代物かと思います

日本ではなかなか生茶を買えないので、生茶にしぼって何とか買えるものはないか、と探したところ、460元(日本円で7,800円ほど)の生茶を見つけました

なぜ安いのか、それは今年(2018年)3月に作ったばかりのお茶、だからでした

若い生茶プーアル茶、どんな味なのか、

お店の人に飲みたいとジェスチャーで伝え、飲ませていただくことになりました

プーアル茶の試飲、蓋碗で淹れていただく

プーアル茶の試飲、蓋碗で淹れていただく

 

まだ若いですが、2度洗茶をして一杯目

これまで飲んだプーアル茶に比べ、独特の臭みはなく、すっきりとした味わいでした

二杯目、プーアル茶の香りがはっきりしてきました、すっきりとした味わいは変わらず

三杯目、すこし甘味を感じられるようになりました、のどごしは心地よいです

プーアル茶の「どかん!」というインパクトはないものの

・値段が許容範囲である

生茶である

・せっかく雲南省にきた

・飲めばおいしい

・(お店の人によると)保存すれば熟成は進むとのこと

の理由で購入決定!

 

そのとき現金では420元しか持ち合わせがなく、クレジットカードで支払うことにしました

が、機械が受け付けない(VISAもAMEXも、、)

銀聯カード」あるか? ない

「アリババPAYかWeChatペイ」あるか? ない

(ホテル内のお店なので)ルームチャージできるか? (フロントに問い合わせるが)だめ

近くにATMあるか? この時間は閉まっている

 

さあ、万事休す

 

結局

 

420元でよい

と40元もディスカウントしてくれました

謝謝!

 

そんなこんなで、仕事を無事終え、観光もでき、念願の雲南省でのプーアル茶購入もできました

次回は事前に十分な現金を用意しておくことにしよう、と、こころに強く誓いました

 

 

では!
2018年12月
小庵 !(^^)!

 

 

補足

生茶昔ながらの発酵方法

熟茶:人工的に発酵させる、近年開発された方法

kutokai.hatenadiary.jp

 中国元:1元を17円で計算(2018年11月時点)