仮想cafe & bar じゃばーべ

中国茶、ウイスキー、カレーに関するブログを書き綴っていきます

小庵、上海で中国茶を買う!

こんにちは、小庵です
中国茶ライフは始まっていますでしょうか?
今回は、上海訪問の緊急レポートです

上海の夜景

上海の夜景、この写真は2011年に撮影したもの

 

 

 

 

1. 上海へ行ってきました


2018年9月某日、小庵の表の仕事で上海へ出張しました

 

上海は中国の中で最も発展した都市で、中国経済の中心となっています
人口は2400万人(2017年)と東京の約1.7倍
そのため、慢性的な交通渋滞、大気汚染、地価・物価の高騰など、東京以上の都市問題を抱えています
そんな上海へ行ってきました

 

東京-上海のフライトは、3,4時間で、利用客は
ビジネスマン6:中国人観光客3:日本人観光客1
という比率で、ビジネスマンが断然多い印象です
小庵もそこに紛れ込みました

 

小庵は中国語を話せないので、仕事は、日本語と英語と超片言の中国語を駆使します
今回、無事にミッションをクリアし、帰国しました

 

 

2. 上海でのホテル・食事

 

ホテルは、超安宿から超高級ホテルまでそろっています
今回のホテルは、なんと五つ星ホテルでした
部屋は広く、スタッフはとても親切で、快適に過ごせました

宿泊したルネッサンス中山公園ホテルの部屋、快適でした

宿泊したルネッサンス中山公園ホテルの部屋、快適でした

50階の部屋からの眺め

50階の部屋からの眺め

ホテルスタッフが親切丁寧なのは日本では当たり前ですが、中国ではとてもすごいことです
世界第二位の経済大国になり、生活水準がとても良くなったおかげで?、サービスというものの考え方が変わってきたのかもしれません

 

食事は、中国経済の中心だけあって、上海ではありとあらゆる料理が楽しめます
せっかくの中国出張なので、滞在中の夕食は全て中国料理にしました
中国料理と言っても、広大な国土なので、料理の種類もたくさんあります

などなど

今回は

をご馳走になりました

これらはどれも激辛ではなく、日本人には食べやすい料理ばかりでした

上海のティンタイフォン

上海のティンタイフォン

行列店「人和館」の上海料理

行列店「人和館」の上海料理

 

 

 

3. 最終日、いざ茶店


仕事も無事終わり、帰国日
フライトは午後なので、午前中少し時間があり、以前から調べて目を付けていた「天山茶城」に行ってきました

天山茶城の入り口

天山茶城の入り口

 ホテルから歩いて15分と、中国語がわからない小庵にはタクシーを使わずにすみ助かりました
ここはいくつかの建物の中に小売店が並んでいる、お茶のデパートとかショッピングモールといった感じです
上海ナビによると、開店は9時からとなっていましたが、建物には8時半からと書かれていました

 

小庵は8時半前には到着してしまい、ほとんどのお店は開いていませんでした(とは言え8時半に開店する様子のないところがほとんどでした、なので上海ナビの9時開店は、あながち正しいかも)

天山茶城、開店前の建物内、人通りはほとんどない

天山茶城、開店前の建物内、人通りはほとんどない

開店前とは言え建物の入口は開いていたので、どんなお店があるか見ておこう、と、ぶらぶら建物内を散策しました

 

と、一軒のお店がすでに開店していました
目が合うと、サービスいっぱいの笑顔で声をかけてきました
中国語なのでわかりませんが、おそらく
「何をお探しですか?」
という感じかと
開いているお店は他にないし、笑顔いっぱいなので、お店に入ってみることにしました
希望のお茶が無ければ、他へ行けばいいので

天山茶城内のお店、早い時間に開いていたのはここだけ

天山茶城内のお店、早い時間に開いていたのはここだけ

 

 

4. お店でのやりとり


お店に入ると、何はともあれ、お茶をのみましょう、と勧められます
今回、購入したいと決めていたお茶があったので
品名を書いて、「ある?」というニュアンスの顔をしました
「有るよ、ちょっと待ってて」(推測)と店を出ていきました
すると、別のお店からお茶を持って戻ってきました


あとからわかったのですが、姉妹で別々のお店を経営していて、姉のお店からお茶を持ってきたようでした

 

月光白(Yuèguāng bái)

 

お目当てのお茶です
雲南省の白茶と言われています
日本で飲んで、その甘い香りがとても気に入ったので、購入を考えていました

 

まず持ってきたのは「餅茶 (Bǐng chá)」と言われる円盤状に固めたものです
プーアル茶(普洱茶 Pǔ'ěr chá)は、よくこの形で売られています
運搬しやすくするため、と言われています


そこで、日本で飲んだ時の写真を見せると
「ああ、散茶 (Sàn chá) だね」(推測)とまた店を出ていきました。
固めていない状態を「散茶」といいます

月光白、左が散茶、右が餅茶(茶葉が見える写真を撮ればよかった。。)

月光白、左が散茶、右が餅茶(茶葉が見える写真を撮ればよかった。。)

 

お店にもどってくると、月光白の餅茶と散茶の両方を見せて
「どっちを飲みますか」(推測)と聞いてきます
指を指して「散茶」を指名
すると、蓋碗を使って手際よく淹れてくれました(一杯目は洗茶しました)

中国では試飲をさせてくれる

中国では試飲をさせてくれる

お茶の香り、味を確認します
一杯では不十分で、3,4回は淹れてもらって、味の変化も確認します
蓋碗の中のお茶も見せてもらいます
このときにお店の人は次のような話をします

  • そのお茶の魅力や飲み方
  • その他のお勧めのお茶

もちろんそんな詳しい話を中国語で推測することもできません
いまの時代はスマホがあります
(中国はいまやスマホ大国で、日本のメーカーが撤退していくなか、中国にはたくさんのスマホメーカーがあります)
中国語でしゃべると、日本語に翻訳してくれます
こちらからの質問も、中国語に翻訳してくれます
便利ですね

 

主なやりとりです

  • 香りが良いですね
  • 喉にすうーっと入り、のどごしが良いです
  • これはプーアル茶の一種です(日本では白茶と紹介されていた。。)
  • 芽の部分だけを使います
  • 養壺はプーアル茶の茶壺と分ける必要はありません
  • 他に欲しいお茶はありますか?
  • これはジャスミン茶です(別の商品の紹介)
  • 工芸茶はありますか? あるよ
  • この工芸茶はどのぐらいの大きさのガラス容器に入れますか? このくらい(ガラス容器を見せながら)

と続いていきました

 

 

5. 購入決定

 

30分ほどかけて、会話をしながら、お茶を4,5杯淹れてもらいました
若干、日本で飲んだときより香りが弱いかな、と思いましたが、金額が日本の2/5ほどなのと、
茶葉の香りを蓋碗から嗅ぐと、その甘い香りがしっかりしていたので、購入を決めました
(金額は試飲する前に確認しました)


筆談で
 50g ×2
と記入しました
お店の人も理解してくれ、50gずつ、2つの袋に密封パックしてくれました
(複数に分けることで、お土産として分けられますし、家飲みでも少量ずつ開けられる)
支払いをして完了

 

気になるお値段は、
50gで60元、合わせて120元(日本円で2000円ほど)
でした

 

そして最後に、満面の笑顔で見送ってくれました

 

 

小庵は中国語がわかりませんが、筆談、身振り手振り、そして最強の機器スマホを駆使することで、しっかりとコミュニケーションがとれ、中国茶の買い物ができました

購入した月光白、2つの袋に真空パックしてくれた

購入した月光白、2つの袋に真空パックしてくれた

 

あなたも機会があれば、ぜひ挑戦してみてください

 

 

2018年9月
小庵 !(^^)!