仮想cafe & bar じゃばーべ

中国茶、ウイスキー、カレーに関するブログを書き綴っていきます

小庵、ニッカ余市蒸留所を訪問

謹賀新年!小庵です

2019年最初のブログはニッカ余市蒸留所の話です



訪問したのは3年前、2016年2月です
甥っ子の大学受験の付き添いで札幌に行ったとき、試験中の待ち時間を利用して訪問しました

 

 

 

 

ニッカウィスキー


「マッサン」のモデルとなった竹鶴正孝が創業した日本で二番目のウィスキーメーカーで、ウィスキーは1940年発売開始です(余市蒸留所は1934年に北海道余市に設立)

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余市駅前にマッサンの看板


蒸留所は北海道の余市蒸留所と、宮城県の宮城峡蒸留所の2か所です

発売しているウィスキーは

などラインアップは豊富です

詳しくは以下のサイトを参照ください

www.nikka.com

 

 

札幌からの移動


余市蒸留所は札幌から西へ電車(函館本線)で一時間~一時間半ほど(小樽で乗り換え)行った余市駅前すぐのところにあります

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札幌~余市

甥っ子が試験のため大学校舎内に入っていくのを見送り、”がんばれ!”と心の中で声援を送りつつ、さあ自由時間!

札幌から小樽、小樽から余市函館本線を乗り継ぎ、目的の余市蒸留所を目指します

慣れない冬の北海道(小庵は静岡出身)、小雪が舞い散るなか、ドキドキ(遭難しないか、電車が止まらないか???)とワクワク(蒸留所訪問だけでなく、雪そのものに静岡人はワクワクする)が行ったり来たり

落ち着く間もなく余市駅に到着

駅を降りると、探すまでもなく、目と鼻の先に蒸留所の入り口が見えました

初めての蒸留所訪問なので、ここで一気にテンションが上がりました

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余市駅前から蒸留所入り口が見える

竹鶴氏がこの地を訪れたとき、その自然環境がスコットランドの蒸留所のある自然と似ている、ということでこの地に蒸留所を建てることを決めた、とのこと

スコットランドもこういう厳しい自然環境なのか、と、両手両足に染み入る寒さで感じました

 

 

見学


見学は予約不要で、見学時間内であれば無料で見学ができます

係の方に案内してもらう場合は予約が必要です

詳しくはニッカのウェブで確認できます

小庵は事前にウェブで予約しておきました

入り口で予約の旨を伝えると、待合所へ案内され開始時間を待ちます

小庵訪問時は10名ほどのメンバーで案内していただきました

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蒸留所内とはいえ雪が降り積もるなかを見学

メインイベントの一つ 蒸留工程

発酵した液体を、ポットスチルと呼ばれる蒸留機でアルコールを気化させ液体に戻す、という工程です

スコットランドや日本のモルトウィスキーは、2回の蒸留をして、樽熟成します

蒸留棟の建屋の中に入るとホッとする暖かさがあり、見上げると大きなポットスチルが複数ならんでいて壮観でした

下が太く、上に伸びていくにしたがってくびれていき、途中で折れ曲がる、という独特の形状が美しいです

またこれら蒸留機は、しめ縄で祭られていました 八百万の神の精神でしょうか

ウィスキーの神様がいるとすると、ここに宿るのかもしれません

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しめ縄で祭られたポットスチル

ここの蒸留工程は、石炭による直火で蒸留させる方法が特徴で、世界でもこの蒸留所だけ、というものです
たまたま、石炭を釜にいれる作業をみることができました

数m離れていましたが、釜を開けるとすごい熱気でした

建屋の暖かさはこの熱気だったのです

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ポットスチルの釜に石炭を入れる作業

そのほか蒸留工程以外にも、一通りの製造工程、貯蔵庫の見学をし、博物館があり、またマッサンと奥様のリタの住んでいた家も見学できました

博物館には竹鶴ノートが展示してあり感動でした

(竹鶴ノート:竹鶴氏はウィスキー作りを学ぶため単身スコットランドに渡り、大学および蒸留所で修業した そのときに記録したメモが竹鶴ノートであり、日本のウィスキー作りの教科書となった 奥様のリタとは留学時に知り合い国際結婚をした)

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竹鶴ノート

 

 

試飲


メインイベントの二つ目は試飲です

小庵は試飲を3種類の方法で楽しみました

 

1.見学コースに組み込まれた試飲

見学最後は試飲コーナー

指定されたものですが、3種類から選んで試飲できました

ここで見学コースは解散となるので、それぞれ思い思いにのんびり試飲を楽しみます

 

2.有料の試飲コーナー

ここが一番充実しています

市場ではお目にかかれないようなニッカの希少なウィスキーが多数あり、少量ですが格安で楽しむことができます

マスターが二人いて、ウィスキーの話などを聞くこともできます

小庵は、札幌のお勧めのBarを教えてもらいました(マスターの師匠のお店とのこと)

 

3.レストランで試飲セットを注文

工場内のレストランで食事をした際、試飲セットも注文しました

これも希少なウィスキーで、2種類いただきました

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レストランでの試飲セット

小庵はお酒は強くないので、これで十分に酔っ払いました

 

 

売店


メインイベントの最後は売店です

蒸留所限定のウィスキーが3種類あり、そのうちの2種類を購入しました

また、おつまみもいろいろあり、ニシンの加工品を購入しました

ずっしりとしたリュックサックの重さは、至福の重さでした!

 

 

その他


残念ながら今回は会えなかったのですが、夏季は樽出しのウィスキーの販売があるようで、次回は夏に訪問したい!と強く思いました

 

これらの情報は2016年訪問時のもので、現在は変更になったことがあるかもしれません

ご容赦ください

 

甥っ子は、無事大学に合格!ウィスキーの神様のご利益かも、、

 

 

2019年1月
小庵 !(^^)!