小庵、台湾茶を飲み比べる!
こんにちは!小庵です
今日は、今夏の台湾旅行で購入してきた台湾茶を、一挙飲み比べしたので、その報告です
台湾茶の種類
台湾茶の多くは青茶に分類される部分発酵茶で、台湾では生産が盛んです
台湾茶は、栽培される土地の標高によって分類されています
標高が高いと、昼夜の寒暖差が大きく、空気は澄んでいることから、お茶の栽培に適している環境といわれています
そんな台湾茶を、お店で飲み比べし、厳選して購入した茶は次の5種類です
- 凍頂烏龍茶 (Dongding wulongcha):標高300~800m辺り
- 杉林渓高山茶 (Shanlinxi gaoshancha):標高1600~1800m辺り
- 梨山高山茶 (Lishan gaoshancha):標高2000~2600m辺り
- 阿里山高山茶 (Alishan gaoshancha):標高800~1400m辺り
- 大兎嶺 (Dayuling):標高2600m以上
標高だけでいうと、大兎嶺ー梨山ー杉林渓ー阿里山ー凍頂の順番ですが、もちろん単純に標高が高ければよいというものではないと思います
茶葉の比較
まずはお茶を取り出して見てみます
そして少しお湯を入れ、茶葉をひろげてみます
1.凍頂烏龍茶
他の茶葉に比べ、やや茶色味がかっています
他と比べ、一枚一枚の茶葉は小さいです
2.杉林渓高山茶
きれいな緑色部が多いです
他と比べ、茶葉はいちばん大きく広がります
濃い緑色で、他と比べ粒が大きいです
茎部が多く、茎部は茶色です
他と比べ一番濃い緑色です
梨山同様に茎部が多めですが、こちらは色が緑で柔らかいです
5.大兎嶺
杉林渓と同じように、きれいな緑色部が多いです
葉はやや大きめ、こちらも茎部が緑色です
飲み比べ
茶葉が膨らんだので、お茶を淹れて飲んでみます
(茶葉を膨らませるための一煎目を 潤茶(Rùn chá) といい、飲まずに捨てます)
1.凍頂烏龍茶
お茶の色は他と比べ薄いです
栗のような香ばしい甘い香りです
一煎目:炒ったような味
二煎目:炒ったような味に甘味が加わりました
三煎目:さらに甘さが強まりました
淹れるごとに味の変化が明確にわかります
2.杉林渓高山茶
お茶の色は他と比べ中位です
さわやかでやさしい、上品な香りがします
一煎目:ほのかな苦みのなかに酸味を感じます
二煎目:酸味を残したまま、苦みがなくなりまろやかになりました
三煎目:二煎目同様にまろやかな酸味を味わえます
唯一酸味を感じたお茶で、特徴的です
甘さを感じるさわやかな香りです
一煎目:すっきいとした苦みがあります
二煎目:はっきりとした甘さに変わりました
三煎目:さらにまろやかさが加わりました
これも苦み、甘味、まろやかさ、と味の変化が楽しいです
茶葉同様に、他と比べ一番濃い色です
甘味を感じるフルーティーな香りです
一煎目:はっきりとした苦みがあります
二煎目:苦みが若干残っている感じです
三煎目:心地よい微かな苦みが舌に残ります、ほんとに心地よい
茶葉の量を少なめにすることで苦みを抑えられ、甘味を感じられるのではないか、と思いました
5.大兎嶺
他と比べ、はっきりとした緑色です
とても上品な香りです
一煎目:苦みを感じますが、とてもまろやかです
二煎目:苦みがなくなり、まったりとしたまろやかさです
三煎目:とてもやさしい感じのまろやかさになりました
他と比べ、一番奥深い味わいです
飲後の感想
いずれのお茶も台湾を代表する茶なので、優劣はつけがたいです
また普段何気なく飲んでいると気が付かないことが、一度に比較して飲み、言葉に表現したことで、それぞれのお茶の特徴がわかりました
ただし、個人の感想なので、あなたの感じ方は違うかもしれません
香りや味を言葉にするのは、難しいですね
ですが、それを経験することで、次に飲むときに同じ表現を感じるか、全く違う表現を感じるか、楽しみになりました
あなたも試してみませんか?
では!
2018年11月
小庵 !(^^)!
参考資料